day37 60番
今日は時間と距離の関係で後回しにしていた60番の横峰寺のアタック。愛媛県最大の難所であり、標高700メートルを越える石鎚山という有名な山である。
高低差はこんな感じだ。下りもきつい。
宿のご主人から新ルートの地図をもらった。道がきれいで安全らしい。
外は雨。今日1日降り続くようだ。
また、山の雨は強いから気を付けたほうがよいとのこと。スタートからカッパを来て歩く。
ものすごく、蒸れて汗でびしょ濡れになりそうだ。湿疹は大丈夫だろうか。だいぶ、薬でよくはなってきたが、汗が原因のためサウナスーツのようなカッパを着ての登山でまた湿疹が悪化しないだろうか。
とりあえず、地図どおりに歩き始める。考えていても先に進まないので、考えないことにした。あとは野となれ山となれだ。
地図どおり高速道路を通過。
砕石所の横に遍路道があるはず。
遍路道があった。
雨が強くなってきた。
これだけ強い雨で未舗装の道はあまり経験がないので心してかかろう。
どんどん険しくなっていく。
本当に通ってよいのだろうか。
木の下を潜り抜けて進んでいく。
道がちょっとした湖だ。
息切れしながらも上り続ける。
喉が渇いたけれど、強い雨が降り続けるなか立ち止まることができない。
踊り場のような広いスペースがでてくれば水分補給をしよう。
歩道部分がすごく狭い。
さらに茂みを進む。
少し道が開けてきた。それにしても霧が深くて先が見えない。
水溜まりを進む。靴が濡れることはもう気にしていられない。
もはや道などないように見える。
雨なのか汗なのか分からないが身体中びしょ濡れだ。
岩が滑りやすくて、何度か転びそうになる。
スニーカーで山登りは無理があるのだろう。足をひねったかもしれない。
倒木が多い。本当にこの道は安全なのか。
上り坂がきつい、雨で靴が滑る。
霧が深い。
やっと舗装道に出た。
2時間以上、歩き続けてクタクタだ。
もう少しだ。
鳥居がいっぱい。
やっとのことで、60番の横峰寺に到着。
愛媛最大の難所は霧が深く、幻想的だった。
お務め中だ。
休憩小屋がある。
ここで体を乾かそう。汗をかきすぎて、体が冷えてきた。
そしてまた、来た道を戻る。
下りは2時間ほどで降りてこれた。最初の場所だ。今日は荷物を宿においてきているので、すごく動きやすい。歩く速度も少し早くなっている。
宿に戻り、荷物を回収した。後は西条駅前のホテルに向かうだけだ。
昨日廻った64番の前神寺のところまで、歩いて戻った。
お遍路割引があるらしい。
でも車がないから関係ない。
国道11号をひたすら歩く。
大きな橋だ。
駅前まで来た。
到着。
ロビーもキレイ。
部屋もすごく清潔だ。
今日は素泊まりのため近所の居酒屋でカツ丼を食べた。
今日は心身ともに疲れた。明日に備えて早く寝よう。