day40 66番~69番
今日は標高1000メートル、四国で最も高いお寺である雲辺寺をアタックする。捻挫の左足首の痛みはなかなかとれないが前に進むしかない。
ゆっくりでも着実に進んでいこう。
既に240メートルの標高にいるから安心だ。
ただ、距離が約4㎞で760メートルまで登る訳だからかなりの急坂が予測される。
足首の負担をかけないようにゆっくり行こう。
民宿のご主人に玄関まで見送ってもらったので元気一杯だ。民宿岡田屋のお父さん、ありがとう。暖かい一言一言の言葉でかなり勇気づけられました。帰ったら良いことがあるよと言われたのがすごく印象的かつ心強い言葉であった。
水分補給用に2本買った。
爽健美茶は喉が渇いた時に最適だ。
爽やかなお茶葉の味が喉にしみわたる。
遍路看板がものすごく賑やかだ。
岡田屋のお父さんの地図と説明どおりに進んでいく。細部まで写真つきで説明してもらったので迷う心配もなく安心して歩いていける。
まもなく、遍路道だ。
覚悟して進もう。
すぐに急勾配、いきなり息切れしながら歩いていく。足首の負担も大きい。
道はキレイだ。
階段まである。
でもかなりの急斜面だ。
ヒイヒイ言いながら上り続ける。
つわものどもが夢の跡
自転車で登ろうと挑戦したが断念したらしい。
その後、数年以上も自転車は放置されている。
ここまで自転車で上ったことがすごい。
でも放置は不法投棄になるよ。
だんだん歩きづらくなってきた。
身体中の汗が吹き出してくる。
長い、ものすごく長く感じる。
登りが今までで一番きつい。
緑がいっぱい。
道がないように見えるが一応ある。
やっと道路に出た。
後少しだ。
頑張る!
やっと山門に。長かった。
おびただしい銅像の数。
そして展望台。四国すべてが見渡せる。長宗我部元親が四国統一を決意した景色だそうだ。
雲に覆われて全く見えない。
次は下りだ。
67番の大興寺に向かう。
下りは一番苦手だ。足首に一番負担がかかる。
ゆっくり進もう。
急な下り坂は転びそうになる。それを堪えるために登りよりも踏ん張る力が必要だ。
階段だがものすごくきつい。
3.9㎞かと思ったら6.9㎞だった。
まだまだ先は長い。
あまり進んでいないが足首が痛いので休憩だ。
雨が降ってきた。
地面が濡れていて滑りやすい。
滑って転んだ。最悪だ。
足は無事だ。
やっと道路が見えてきた。
すごく長かった。
道路にでると、雨が強くなってきた。
屋根があるところでカッパを着なければ。
既にズボンのすそはびしょ濡れだ。
民家の軒先で雨宿りをしながら、カッパを着る。昔はこんなことはできなかった。怒られたら謝ればいい。
やっと大興寺か見えてきた。
雨は全く止みそうにない。
67番大興寺に到着。
本道までの階段がきつい。
次は68番の神恵院。9㎞近くあるから2時間以上かかる。雨が本当に辛い。さっき靴下を履き替えたばかりだ。またびしょ濡れになるのは避けたい。
観音寺市に入った。
香川に入ってから遍路小屋が小さい気がする。
野宿防止かな。
雨が強いとカッパを着て傘までさす。
靴だけは防水とはほど遠いのでびしょ濡れだ。
橋を渡ると着くはずだ。
まもなくだ。
お寺二つあるみたい。
68番と69番、一緒にお参りができる。
駐車場に大型バス、団体で参拝している人も多い。
また橋を渡る。少し道を戻ると宿があるはず。
あった。レトロな感じだ。
犬がお出迎え。
部屋は古いが清潔に保たれている。
鍋の中には猪の肉。
いただきます!
今日は山の上り下りがあったので、多くの時間を要した。また天候にも恵まれず、左足の負傷が後をひいているため、歩くスピードもダウン。10時間近く歩いていたことになる。左足首の腫れがひどいので湿布でしっかり冷やそう。明日は平坦な道が多いので、気楽に考えて今晩はもう寝よう。