day20 38番
今日も38番の金剛副寺には到着しない。33㎞ほど歩いて宿に着いて一日が終わりである。
昨日の長距離歩行の疲れと足の疲労が蓄積されて20㎞も歩けそうにない。
満身創痍の身体に鞭を打って、なんとか出発。
まずは7㎞離れたコンビニを目指す。
鯨のオブジェが沢山ある。
河がキレイ。
雨が降りそう。
国道は歩道が狭く車との距離が近くて怖い。
足が限界でスピードがでない。
一緒にまわっている東京二人組と距離の差がどんどん開く。もう追いつけないかもしれない。
この時、初めて帰りたいと思った。
足がまともに動かず、同行者の足手まといになってしまう自分が本当に嫌になった。
今日も朝早い出発だったため、ここで朝食を食べる。
そして、地理の教科書にもでている四万十川に到着、四万十大橋を渡る。初めて見る大きな川にめちゃくちゃ感動した。
大きすぎて写真には収まりきらない。
そして、大文字山もある。
でもスケールが小さい。
そしてトンネルへ
2㎞近くの長いトンネルを歩くのは初めてだった。最後は息苦しくて辛かった。
雨が少し降ってきたが気にしない。
気づいたら晴れていた。
また、海にでた。
海だ
ひたすら足摺岬に向かっている。
100㎞近く歩いてだ。
木のトンネル
砂浜まで出た。
サーファーがいっぱい。
一休み。
林を通って
道路を歩いて
今日の宿に到着。かなり古い。
羽アリでいっぱい、野宿だと思って過ごそう。
ご飯は美味しかった。
明日からはひとりで行動することにした。
足の痛みが堪えられなくなり、歩行スピードが遅くなった。足手まといにならないように、三人だったお遍路チームから離脱することにした。10日間以上、過ごした人達と離れるのは辛かったが、同じペースで歩くことができなければ先にいってもらうしかない。
足の早い人はどんどん先に行ってしまう。過去にも追い抜いていった人が沢山いる。
スピードは大切だが、今回は自分のペースで進むことにした。
明日からは独りだ、道に迷っても、脱水症状になっても、誰も助けてくれない。
精神的な支えもなくなってしまう。
でも、もともとは独りでじっくり考えるための独り旅である。気を取り直して明日から頑張ろう!