day24 40番
今日は愛媛入りする日だが、朝から豪雨でホテルから出られない。
たまには、朝御飯を食べてのんびりしよう。
6時出発、朝食はコンビニという生活が多かったので、久しぶりに連日ゆっくりできた。
そしてチェックアウトの10時には雨が止んだ。
これで出発できると、歩き出すこと5分程で大粒の雨が降ってきた。
少ししか歩いていないけれど雨宿りをすることに。軒先を借りたお店は空海。
焼肉&しゃぶしゃぶのお店である。
しばらくすると小雨になってきた。
晴れることを祈りながら出発。
御大師様にも手を合わせた。お店が空海だからお店に向いて祈った。
歩いていると晴れてきた。『やっぱり焼肉&しゃぶしゃぶ 空海』が関係しているのかもしれない。
完全に晴れた。
また、雨も降ってくるが傘で対応可のレベルである。
昨日の雨で河が濁っている。
また山越えである。もちろん国道を選んだ。
歩くこと2時間
ついに、愛媛県に。
トンネルを抜けると。
愛南市だ。
また雨が降ってきたので一休み。
晴れてきたので歩く。
歩くと田園風景が広がる。
河が増水している。
ランチはお好み焼き。
ご飯と味噌汁は合わないと思う。
少し雨が降ってきたが、傘で充分である。
カッパは蒸れて汗でびしょ濡れになる。今日は本当に蒸し暑い。
また、山を進むことに
先が見えない。
山ばかり
川も多い
橋も多い
そしてトンネル
街に入る。
音楽が流れているが人がいない。
橋の向こうは新しい雰囲気。
やっぱり街並みは古い。
40番の観自在寺に到着。愛媛の最初のお寺である。非常に感慨深い。
中も綺麗だ。
神秘的だ。
今日はこのお寺の宿坊に泊まることに。
お寺に泊まるのは好き。
もちろん、宿坊なのでビシネスホテルと同じような設備だ。
お寺の宿坊にチェックイン、自転車を借りて、晩御飯を食べにいくことに。
話題の店に来た。鯛めし食べてみよう。
鯛めし最高。玉子をのせた味がすごく良い。
明日は降水量が少ないらしい。
歩けるところまで頑張ろう!
day23 39番
今日から四国も梅雨入り、朝から天気は雨模様。小降りのうちに出発しよう。
宿の主人と記念撮影、40年のキャリアをもつベテランサーファーでもある。昨日、今日と本当に楽しく過ごすことができた。宿にこのまま留まりたい気持ちを押し殺して出発だ。
今日は宿で一緒だった黒江さんと行動。
とりあえずは、39番の延光寺までは一緒に行くことに。普段は野宿で宿には2週間ぶりに泊まったと言っていた。
彼は全身黒ずくめ、まるで忍者のようだ。
放浪好きの彼は定住が嫌いなため、リゾートバイトをしながら数ヵ月毎に移住地を変えている。住み込みで食事つきのところで働いているのでお金がすごく貯まるらしい。
お金が貯まれば、バックパックひとつで海外へ旅立つらしい。突然、歩きたいと思い、歩くならお遍路と今回の旅を決めたみたいだ。規格外の人の話を聞くのは面白い。何にも縛られない自由人であり持ち物はトランク一つに収まるという、今、旬なミニマリストでもある。所有しないから自由になれるのだろう。
でも俺達は傘を購入して、所有物をひとつ増やしてしまった。バックパックひとつの旅で物が増えることは命取りになる。ザックの重みが肩を破壊する。
ただ、小雨でカッパを着るのは面倒くさいし、暑い。いざ、傘を使ってみるとすごく便利でよかった。雨がひどいときはカッパと傘の完全装備で挑む。
そつこうしてるうちに晴れてきた。
雨を凌ぐのは傘のみだったので、傘を閉じるだけのシンプルさ。
何事も体験を通さないと分からないものである。この旅で体験の大切さを実感することが本当に多い。
そして次の街の宿毛市に入る。高知もまもなく終盤を迎えている。歩いて街から街へ移動するとその土地のことがよく解る。お遍路は地理の勉強を楽しくできると思うし地理の理解度も高くなるだろう。お遍路で四国の地理を学ぶのは本当にお勧めだ!
そしてトンネルに前進。
ダムが出現、すごく綺麗なところだ。ダム公園なるものもあるらしいが、この足だと行く余力はないのでそのままお寺へ向かう。
ダムの近くまで来たので記念撮影。
でかいダムだ。
ほんとにでかい。
雨がひどくなってきたので、雨宿り休憩。
また、山を下る。
街にでた。
高知は田んぼが多い。
かなり、老朽化した小学校。生徒が少ないので建て替えできないのだろう。
LAWSONに着いたので大好物のCoolishを購入。新しい味があったのて試してみた。めちくちゃ旨い。
雨が酷くなってきている。勿論カッパ、傘の最強装備である。靴はスニーカーで防水ではないのでびしょ濡れである。
やっと、延光寺だ
高知県、最後のお寺である。
これで高知も終わり、次は愛媛だ。
寺に着いた瞬間、本降りに、バケツを引っくり返したような大雨だ。
お大師様もびしょ濡れ。
山門で雨宿り。黒江だけに黒ずくめの面白い人である。彼は名前にも黒をいれたい程、黒をこよなく愛しているようだ。ここまで黒ずくめだと夜は見えずらくて危なそうな気がする。
道の駅でお菓子を購入。糖分が五臓六腑に染み渡る。
そして歩き始めると大雨に、カッパは着てるけれどカッパの中が汗でびしょ濡れである。また、靴は川の中から出てきた後のようにびしょ濡れである。
辛い、荒行をしている修行僧のようだ。
なんとか頑張って大雨のなかを2時間程歩き続ける。
やっと、今日の宿の近くに着いた。
ここで黒江さんとはお別れ、少し休んでから野宿できるところを探すようだ。こんな雨のなか野宿とは、まさに野人である。ホント尊敬してしまう。
宿が古い
表は改装してるようだ。
エントランスはキレイ。
俺の部屋は新館でなく旧館の建物でタバコ臭い。あまり広くないが、トイレが部屋についているので楽。最近、トイレ風呂共同の宿が多い。だから古いけれど快適である。
そして、風呂は貸しきり状態でのんびり。
そしてディナー!
刺身が分厚い。やっぱり高知はかつおが最高。
今日の歩行距離は23㎞程、連日20㎞台だった為、身体がすごく楽になった。
明日は沢山歩けそうだが大雨で台風のため、様子を見ながら歩こうと思う。目標は愛媛入り、40番の観音在寺だ。
day22 39番
高知県最後、39番の延光寺は1日半かけて行くので今日の目的地は宿ということになる。『農家民宿黒うさぎ』というGoogleのレビューの良い宿で、どぶろくと言うお酒の製造販売もやっている。
まずは昨日、来た道を10㎞程戻り、ようやく新しい初めて通る道にでる。今日は25㎞位でやや少なめだ。
山に入っていく感じだ。
山だけど、基本は国道を通る。
靴を新調したばかりなので、荒れた道は極力避けたい。
やっぱり高知は水がキレイ。
山も壮大。
自然がいっぱいで癒やされる。
ベンチでちょっと一休み。
地図を見る限りでは10㎞以上何もない。
上から水が
独りだと時間の経過が遅い。
俺の歩行速度は著しくダウン。
時速3.5㎞位になっていると思う。
独りになって気が抜けてしまったのかも。
出会った人達がどんどん先に行ってしまうのが辛い。でも無理すると歩けなくなるから、自分のペースで廻ったほうが良い。
人とも全く会わない。
車すら走っていない。
お店もないし自販機もない。
喉乾いた。もう少しの我慢。
エメラルドグリーンの川。
ひたすら山道を歩く。
気になる扉
やっと到着。
早く宿についてしまい、誰もいないので、テラス席で待つ。ここは物凄く涼しい。風が気持ちいい。
キレイな民宿。今日は当たりかもしれない。
魚は宿のご主人が釣ってきたもの。
魚がめちゃくちゃ旨い。ドブロクが出たが、相当アルコールが強くて酔っぱらいそうだったので一口だけにした。飲み安くて旨かった。
day21 38番
今日から独りで歩くことになった。
誰にも気がねなく休憩とったり、寄り道したりできると思ったが、実際に久しぶりに独りで歩くと孤独感に押し潰されそうになる。未来の不安も独りになると倍増してしまう。
でも、自分を見つめ直すためのお遍路である。苦しい思考もしっかりと味わいながらしっかり歩こう。
もちろん、歩くためには腹ごなしが必要。
良い天気だが歩き始めると、汗がじんわり。
太陽が照りつける。
橋を渡るとジャングルのような遍路道に続く。
まさにジャングル。何かでそう。
道が草で埋まっている。
こんな時に独りだと不安である。
なんとか、道路にでた。
やっぱり方向音痴な俺、道を間違えた。
引き返して、なんとか軌道修正。
やっぱり、独りだと、道を間違えることが多くなってしまう。
四国限定デザインのコーラで喉の乾きを潤す。
山道も綺麗。四国は自然に心が洗われる。
昨日同じ宿だったMさん、定年退職を機にお遍路をしている。普段から100㎞歩行もやる人で歩くスピードがものすごく早い。
38番の金剛福寺は来た道を戻るルートとなる。
30分早く宿を出たMさんは、お参りして戻ってきたタイミングだった。めちゃくちゃ早い。
俺はここから1時間以上かかりそう。
足摺岬到着。お寺はすぐ真ん前。
眺望のクオリティがめちゃくちゃ高い。
3日間かけてようやく到着。
38番の金剛福寺、ものすごく遠かった。
久しぶりにお参りができる。
このお寺はすごくキレイ。
そして今日のランチは土佐の清水さば定食だ。
サバが新鮮で臭みがなく別の魚のようだ。
そして帰りは別ルートで昨日と同じ宿に戻る。
キレイなトンネルが多い。
丘の上から見る町並みも良い!
そして、湾をまわりひたすら歩く。
暑い。
連泊してるので昨日と同じ宿に到着。羽アリハウスとも呼ぶ。
20日間で靴もつるつる。
だから同じ靴を購入した。
こんなに違う。
靴も新品になったことだし明日に備えて栄養をつけよう。この宿のご飯は自然食などの素材にこだわっていて本当に美味しい。
今日も30㎞は歩いた。お腹いっぱいになったのでゆっくり休もう。
day20 38番
今日も38番の金剛副寺には到着しない。33㎞ほど歩いて宿に着いて一日が終わりである。
昨日の長距離歩行の疲れと足の疲労が蓄積されて20㎞も歩けそうにない。
満身創痍の身体に鞭を打って、なんとか出発。
まずは7㎞離れたコンビニを目指す。
鯨のオブジェが沢山ある。
河がキレイ。
雨が降りそう。
国道は歩道が狭く車との距離が近くて怖い。
足が限界でスピードがでない。
一緒にまわっている東京二人組と距離の差がどんどん開く。もう追いつけないかもしれない。
この時、初めて帰りたいと思った。
足がまともに動かず、同行者の足手まといになってしまう自分が本当に嫌になった。
今日も朝早い出発だったため、ここで朝食を食べる。
そして、地理の教科書にもでている四万十川に到着、四万十大橋を渡る。初めて見る大きな川にめちゃくちゃ感動した。
大きすぎて写真には収まりきらない。
そして、大文字山もある。
でもスケールが小さい。
そしてトンネルへ
2㎞近くの長いトンネルを歩くのは初めてだった。最後は息苦しくて辛かった。
雨が少し降ってきたが気にしない。
気づいたら晴れていた。
また、海にでた。
海だ
ひたすら足摺岬に向かっている。
100㎞近く歩いてだ。
木のトンネル
砂浜まで出た。
サーファーがいっぱい。
一休み。
林を通って
道路を歩いて
今日の宿に到着。かなり古い。
羽アリでいっぱい、野宿だと思って過ごそう。
ご飯は美味しかった。
明日からはひとりで行動することにした。
足の痛みが堪えられなくなり、歩行スピードが遅くなった。足手まといにならないように、三人だったお遍路チームから離脱することにした。10日間以上、過ごした人達と離れるのは辛かったが、同じペースで歩くことができなければ先にいってもらうしかない。
足の早い人はどんどん先に行ってしまう。過去にも追い抜いていった人が沢山いる。
スピードは大切だが、今回は自分のペースで進むことにした。
明日からは独りだ、道に迷っても、脱水症状になっても、誰も助けてくれない。
精神的な支えもなくなってしまう。
でも、もともとは独りでじっくり考えるための独り旅である。気を取り直して明日から頑張ろう!
day19 38番
朝起きると、いつも通り足が痛い。
マメの問題はなくなったけど、歩きすぎた足の裏は痛みが慢性化して、常に痛い。
なんとか、頑張って朝6時に出発。今日の歩行距離は35㎞以上。早めに出発しないと宿への着が夜になってしまう。
道中の無事をお祈りして出発。
昨日の夜、雨が降ったため、朝から霧がかかっている。
ちょっと幻想的。
日本じゃないみたい。
高速道路が無料。
キレイなトンネル
38番の金剛福寺まで75㎞、2日半かけて行く。
山道に突入。
険しい下り道。
ランニングシューズで山道はきつい
やっと抜けた。
また国道をひたすら歩く。
橋を渡る。
休憩所で一休み。
すごく立派な休憩所。
小さな橋を渡る。用水路まで水がキレイ。
こんな山道も通学路らしい。
田舎は景色が最高。
そして海へ。
海と緑
海
鯨が見えるらしい
ひたすら海沿いの道を歩き続ける。
足が棒のようになっている。
もうこれ以上歩けない。
毎回、30㎞越えると身体が悲鳴をあげる。
あと、6㎞頑張って歩く。
地面が柔らかいので少し楽。
道中、お遍路のベテランのおじさんから教えてもらった道から行くと、国道よりも2㎞長い。景色重視で教えてくれたようだが、今の俺は景色よりも距離重視だった。
ホテル到着、足の裏が焼けるように痛い。
早く風呂に入って足をケアしよう。
ホテルでは今日、休憩所で話したHさんと再会。退職後、時間がとれたので88箇所回ろうと思ったとのこと。
眠くなってきたので、そろそろ休みます。おやすみなさい。
day18 37番
37番の岩本寺、2日がかりでようやく到着できる。昨日は35㎞以上歩いたので、今日は25㎞位歩けば終わりという簡単な日である。
まずは朝御飯をしっかり食べて
出発だ。
いきなりトンネル、今日は国道をずっと通るルートにした。
かつおの一本釣りの町らしい
今日の山越えは七子峠、国道だから楽チン。
国道だけどやっぱりきつい。
朝から汗だくに。
マークは歩行者=お遍路になっている。
トンネル内は気を付けたほうがいい。
野生のにわとりがいっぱい。
あと少しで、山頂。
到着、あとは緩やかな下り坂。
田園風景があいかわらずキレイ。
河もキレイ。
心が洗われるようだ。
高知の遍路最難関の『足摺岬』まで95㎞。少し見えてきた。
自然がいっぱい
トンネルを抜けて少し歩くと
看板が
岩本寺まで350メートル
到着、今日の宿はこのお寺でもある。
一部のお寺には宿泊できる宿坊という施設がある。
廊下がこれ、キレイに掃除してある。
風呂場もキレイ、今日はゆっくり休もう。
夜のお寺はライトアップされている。
今日の宿泊者は俺ひとり、広いお寺を貸しきり状態。